しばらくサウナに行けていないので、少しでもサウナを感じられるようにと考えて、前から気になっていた「サウナのあるところ」を観た。てっきり昨今のサウナブームに乗った、フィンランドのサウナ事情をからめたドラマかと思っていたら、人生告白ドキュメンタリーな内容でびっくりした。話しているのは悲しい話だったりするのだが、そこまでシリアスに感じずに聞けてしまうのは、サウナが舞台で、話している人も聞いている人も全裸だからなのか、これもまたサウナの効果なのかはわからない。
もしかしたら、自分自身もサウナは気持ちの切り替えに使っているのかもしれない。例えば嫌なことがあったとして、サウナで急に「まあいいか」なんて気持が変化することはないけど、少しずつ受け入れるために整理できるというか。2019年はそうやって、なんとかサウナで乗り越えた気もする。
よく行くサウナは街の銭湯で、高齢者の利用も多いから自分が感染源になってしまう可能性を考えて行くのを控えている。あふれそうなサウナ欲は、自宅で42℃くらいのお湯をはった湯船に15分ほど入って、水シャワーを浴び、簡単に服を着てからバルコニーで外気浴を繰り返すことで満している。